百貨店が、この先も生き残っていくためには、いったいどのような対策が必要なのでしょうか?
ここでは、ここ数年売り上げトップが続く、伊勢丹の取り組みを紹介していきます。
消費税率が5%から8%になり、増税前の3月には、駆け込み需要がありました。
しかし、その後の4月にはその反動で売り上げが落ちますが、7月になると意外と売り上げは回復をしています。
ただ、この先もずっと好調とは考えず、さらに厳しい状況が続く、という仮説を立て、それに沿って経営の計画を立てています。
伊勢丹では、デフレの現在、周りが価格についての競争をしている中でも、価格でははかれない価値を提供する、ということを心がけたそうです。
百貨店が生き残る道は、「安く売る」ことではなくて、どれだけ客が満足できるかを追求することだ、といえそうですね。
ほかの百貨店と競争するだけでは生き残れない
日本の国内では、その小売業界の全体についておよそ140兆円という売り上げがあります。
ですが、その中で百貨店についての売り上げはたった4.4%のおよそ6.2兆円しかありません。
たったこれだけの規模の中で競争をしているだけでは、共倒れになってしまう、と考え、伊勢丹では、他者と比べる、という気持ちは持っていないそうです。
百貨店以外にも、コンビニなども視野に入れて、スピード感、大きなインパクトを与える、などの対策が、現状を変える、と伊勢丹は考えているそうです。
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